OnDoubleSubmissionインターセプタ

二重サブミット(同一リクエストの二重送信)のチェック を行うインターセプタ。

このインターセプタを使用するためには、 jspでのformタグによるトークン設定 または UseTokenインターセプタによるトークン設定 が必要である。

モジュール一覧

<dependency>
  <groupId>com.nablarch.framework</groupId>
  <artifactId>nablarch-fw-web-tag</artifactId>
</dependency>

OnDoubleSubmissionを使用する

OnDoubleSubmission アノテーションを、 アクションのメソッドに対して設定する。

// 二重サブミットと判定した場合の遷移先をpath属性に指定する。
@OnDoubleSubmission(path = "/WEB-INF/view/error/userError.jsp")
public HttpResponse register(HttpRequest req, ExecutionContext ctx) {
    // 省略。
}

OnDoubleSubmissionのデフォルト値を指定する

アプリケーション全体で使用する OnDoubleSubmission アノテーションのデフォルト値を設定する場合は、 BasicDoubleSubmissionHandler をコンポーネント定義に doubleSubmissionHandler という名前で追加する。

BasicDoubleSubmissionHandler では、アノテーションの属性が指定されなかった場合に、自身のプロパティに設定されたリソースパス、メッセージID、ステータスコードを使用する。

設定例
<component name="doubleSubmissionHandler"
           class="nablarch.common.web.token.BasicDoubleSubmissionHandler">
  <!-- 二重サブミットと判定した場合の遷移先のリソースパス -->
  <property name="path" value="/WEB-INF/view/error/userError.jsp" />
  <!-- 二重サブミットと判定した場合の遷移先画面に表示するエラーメッセージに使用するメッセージID -->
  <property name="messageId" value="DOUBLE_SUBMISSION_ERROR" />
  <!-- 二重サブミットと判定した場合のレスポンスステータス。デフォルトは400 -->
  <property name="statusCode" value="200" />
</component>

重要

OnDoubleSubmissionBasicDoubleSubmissionHandler の どちらもpathの指定がない場合は、二重サブミットと判定した場合に遷移先が不明なため、システムエラーとなる。

このため、 トークンを使用した二重サブミットの防止 を使用するアプリケーションでは、必ずどちらかのpathを指定すること。

OnDoubleSubmissionの振る舞いを変更する

OnDoubleSubmission アノテーションの振る舞いは、 DoubleSubmissionHandler インタフェースを実装することで変更できる。実装したクラスをコンポーネント定義に doubleSubmissionHandler という名前で追加する。