効率的なJava静的チェック¶
目次
コードの品質と保守性を高めるために次の3つを実践する。
上記を行うために、NablarchではJetBrains社製のIDEである IntelliJ IDEA(外部サイト) の使用を推奨している。 本ページでは、IntelliJ IDEAを用いた効率的なJava静的チェックの方法を説明する。
Inspectionを行う¶
IntelliJ IDEAには静的検査を行う Inspection機能(外部サイト) があり、Javaコーディングの慣例に沿っているか、潜在的なバグが含まれていないかなどをチェックし、リアルタイムに警告してくれる。
Inspectionはデフォルトで、一般的に注意すべき点について警告する設定となっている。
プロジェクトで規約を策定している場合は、プロジェクトに適した設定に変更することで、Inspectionをより有効に活用することができる。 変更した設定はエクスポートおよびインポートすることで、プロジェクトの開発者間で共有することができる。 エクスポートおよびインポートの方法については プロファイルの構成(外部サイト) を参照。
フォーマットを統一する¶
IntelliJ IDEAのコードフォーマッター機能を使用することで、プロジェクトでコードスタイルを統一することができる。 使用方法については JavaスタイルガイドのJavaコードフォーマッター解説 を参照。
許可していないAPIが使用されていないかチェックする¶
このチェックにはIntelliJ IDEAのプラグインとIntelliJ IDEAに依存しないSpotBugsプラグインの2種類のツールを提供している。
nablarch-intellij-pluginを使用する¶
nablarch-intellij-plugin はNablarch開発を支援するためのIntelliJ IDEA用のプラグインであり、下記の機能を有している。
- Nablarch非公開APIが使用されている場合に警告を出す
- ブラックリストに登録したJava APIが使用されている場合に警告を出す
使用不許可APIチェックツールを使用する¶
使用不許可APIチェックツールはSpotBugsのプラグインとして作成されたツールである。 詳細な仕様と実行方法は Javaスタイルガイドの使用不許可APIチェックツール解説 を参照。
なお、ブランクプロジェクトには Mavenで実行するための設定 をあらかじめ設定してあるため、すぐにチェックを実施することが可能である。