SLF4Jアダプタ

JavaのOSSは SLF4J(外部サイト、英語) を使用してログ出力しているモジュールが多く、 これらのモジュールを使用した場合にNablarchの ログ出力機能 にログ出力を集約したい場合がある。 このケースに対応するため、SLF4JのAPIを経由してNablarchのログ出力機能でログ出力を行うアダプタを提供する。

モジュール一覧

<!-- SLF4Jアダプタ -->
<dependency>
  <groupId>com.nablarch.integration</groupId>
  <artifactId>slf4j-nablarch-adaptor</artifactId>
</dependency>

補足

SLF4Jのバージョン2.0.11を使用してテストを行っている。 バージョンを変更する場合は、プロジェクト側でテストを行い問題ないことを確認すること。 なお、SLF4Jのバージョン2.0.0以降はロギング実装の検索方法が変わっている。例えば互換性のない1.7系のバージョンが使用された場合、以下のログが出力され、以降のログ出力が行われないため注意すること。

SLF4J: Failed to load class "org.slf4j.impl.StaticLoggerBinder".
SLF4J: Defaulting to no-operation (NOP) logger implementation
SLF4J: See http://www.slf4j.org/codes.html#StaticLoggerBinder for further details.

SLF4Jアダプタを使用する

SLF4Jが実行時に必要なクラスを自動で検出するため、本アダプタはSLF4Jアダプタをプロジェクトの依存モジュールに追加するだけで使用できる。 ログ出力の設定はNablarchの ログ出力機能 を参照すること。

<!-- SLF4Jアダプタ -->
<dependency>
  <groupId>com.nablarch.integration</groupId>
  <artifactId>slf4j-nablarch-adaptor</artifactId>
  <scope>runtime</scope>
</dependency>