8.4.2. コンテナ用RESTfulウェブサービスプロジェクトの初期セットアップ

コンテナ用RESTfulウェブサービスプロジェクトの初期セットアップでは以下を行う。

  • RESTfulウェブサービスプロジェクトの生成
  • RESTfulウェブサービスプロジェクトの動作確認
  • コンテナイメージの作成
  • コンテナイメージの実行

8.4.2.1. 事前準備

後の 疎通確認 で使用するため、以下のいずれかをインストールする。

  • Firefox
  • Chrome

8.4.2.2. 生成するプロジェクトの概要

本手順で生成するプロジェクトの概要は以下の通りである。

項目 説明
プロジェクト種別 Mavenプロジェクト
プロジェクト構成 単一プロジェクト構成
使用DB H2 Databaes Engine(アプリケーションに組み込み)
組み込まれているアダプタ
生成するプロジェクトに含まれるもの

生成されたプロジェクトには以下が含まれる。

  • NablarchのRESTfulウェブサービス用の基本的な設定
  • 疎通確認用RESTfulウェブサービス
  • Mavenと連動して動作するツールの初期設定( nablarch-archetype-parent(親プロジェクト) を参照することによって取り込んでいる)。

他のプロジェクトとの関係、及びディレクトリ構成は、 Mavenアーキタイプの構成 を参照。

8.4.2.3. ブランクプロジェクト作成

Nablarchが提供するアーキタイプを使用してブランクプロジェクトを生成する。

8.4.2.3.1. mvnコマンドの実行

Maven Archetype Plugin(外部サイト、英語) を使用して、ブランクプロジェクトを生成する。

カレントディレクトリを、ブランクプロジェクトを作成したいディレクトリ(任意のディレクトリで可)に変更し、以下のファイルを配置する。

バッチファイル

配置後、引数に必要なパラメータを指定しbatファイルを実行する。

generateContainerWebServiceProject.bat 5u24 <<groupId>> <<artifactId>> <<version>> <<package(任意)>>

上記コマンドに設定するパラメータは以下の通り。 なお、nablarchのバージョンを変更したい場合には 5u24 を変更すること。

入力項目 説明 設定例
groupId グループID(通常はパッケージ名を入力) com.example
artifactId アーティファクトID myapp-container-jaxrs
version バージョン番号 0.1.0
package パッケージ(通常はグループIDと同じ) com.example

重要

項目groupIdおよびpackageは、Javaのパッケージ名にマッピングされる。 よって、これらの入力値には、英小文字、数字、ドットを使用し、ハイフンは使用しないこと。

コマンドが正常終了した場合、ブランクプロジェクトがカレントディレクトリ配下に作成される。

8.4.2.4. 疎通確認

疎通確認の仕組みや手順は通常のRESTfulウェブサービスプロジェクトと同じなので、 RESTfulウェブサービスプロジェクトの初期セットアップ を参照。

注釈

アーティファクトID が myapp-container-jaxrs になっている点は、適宜読み替えてディレクトリやコマンドを指定すること。

8.4.2.5. コンテナイメージを作成する

コンテナイメージの作成方法はコンテナ用のウェブプロジェクトと同じなので、 コンテナ用ウェブプロジェクトの初期セットアップ を参照。

注釈

アーティファクトID が myapp-container-jaxrs になっている点は、適宜読み替えてディレクトリやコマンドを指定すること。

8.4.2.6. コンテナイメージを実行する

コンテナイメージの実行方法はコンテナ用のウェブプロジェクトと同じなので、 コンテナ用ウェブプロジェクトの初期セットアップ を参照。

注釈

アーティファクトID が myapp-container-jaxrs になっている点は、適宜読み替えてディレクトリやコマンドを指定すること。

注釈

動作確認は、以下のURLで行える。

  • http://localhost:8080/find/json
  • http://localhost:8080/find/xml

8.4.2.7. 補足

H2のデータの確認方法や、ブランクプロジェクトに組み込まれているツールに関しては、 初期セットアップ手順 補足事項 を参照すること。