8.4.4. コンテナ用Nablarchバッチ(DB接続無し)プロジェクトの初期セットアップ

コンテナ用Nablarchバッチ(DB接続無し)プロジェクトの初期セットアップでは以下を行う。

  • コンテナ用Nablarchバッチ(DB接続無し)プロジェクトの生成
  • コンテナ用Nablarchバッチ(DB接続無し)プロジェクトの動作確認
  • コンテナイメージの作成
  • コンテナイメージの実行

8.4.4.1. 生成するプロジェクトの概要

本手順で生成するプロジェクトの概要は以下の通りである。

項目 説明
プロジェクト種別 Mavenプロジェクト
プロジェクト構成 単一プロジェクト構成
生成するプロジェクトに含まれるもの

生成されたプロジェクトには以下が含まれる。

  • Nablarchバッチアプリケーション用の基本的な設定
  • 疎通確認用の都度起動バッチアプリケーション
  • Mavenと連動して動作するツールの初期設定( nablarch-archetype-parent(親プロジェクト) を参照することによって取り込んでいる)。

他のプロジェクトとの関係、及びディレクトリ構成は、 Mavenアーキタイプの構成 を参照。

8.4.4.2. ブランクプロジェクト作成

Nablarchが提供するアーキタイプを使用してブランクプロジェクトを生成する。

8.4.4.2.1. mvnコマンドの実行

Maven Archetype Plugin(外部サイト、英語) を使用して、ブランクプロジェクトを生成する。

カレントディレクトリを、ブランクプロジェクトを作成したいディレクトリ(任意のディレクトリで可)に変更し、以下のファイルを配置する。

バッチファイル

配置後、引数に必要なパラメータを指定しbatファイルを実行する。

generateContainerNablarchBatchDblessProject.bat 5u24 <<groupId>> <<artifactId>> <<version>> <<package(任意)>>

上記コマンドに設定するパラメータは以下の通り。 なお、nablarchのバージョンを変更したい場合には 5u24 を変更すること。 カレントディレクトリを、ブランクプロジェクトを作成したいディレクトリ(任意のディレクトリで可)に変更する。

入力項目 説明 設定例
groupId グループID(通常はパッケージ名を入力) com.example
artifactId アーティファクトID myapp-container-batch-dbless
version バージョン番号 0.1.0
package パッケージ(通常はグループIDと同じ) com.example

重要

項目groupIdおよびpackageは、Javaのパッケージ名にマッピングされる。 よって、これらの入力値には、英小文字、数字、ドットを使用し、ハイフンは使用しないこと。

コマンドが正常終了した場合、ブランクプロジェクトがカレントディレクトリ配下に作成される。

8.4.4.3. 疎通確認

疎通確認の仕組みや手順は通常のNablarchバッチ(DB接続無し)プロジェクトと同じなので、 Nablarchバッチ(DB接続無し)プロジェクトの初期セットアップ手順 を参照。

注釈

アーティファクトID が myapp-container-batch-dbless になっている点は、適宜読み替えてディレクトリやコマンドを指定すること。

8.4.4.4. コンテナイメージを作成する

コンテナイメージの作成手順は通常のコンテナ用Nablarchバッチプロジェクトと同じなので、 コンテナ用Nablarchバッチプロジェクトのコンテナイメージ作成手順 を参照。

注釈

アーティファクトID が myapp-container-batch-dbless になっている点は、適宜読み替えてディレクトリやコマンドを指定すること。

8.4.4.5. コンテナイメージを実行する

コンテナイメージの実行手順は通常のコンテナ用Nablarchバッチプロジェクトと同じなので、 コンテナ用Nablarchバッチプロジェクトのコンテナイメージ実行手順 を参照。

注釈

アーティファクトID が myapp-container-batch-dbless になっている点は、適宜読み替えてディレクトリやコマンドを指定すること。 また、コンテナ用Nablarchバッチ(DB接続無し)プロジェクトでは都度起動バッチのみ実行可能である。