2.1.31. ラベル表示用カラムウィジェット

ラベル表示用カラムウィジェット は、カラムの値をラベル出力する行をテーブル中に追加するウィジェットである。 検索結果テーブルウィジェット や、 一覧テーブルウィジェット階層(ツリー)表示テーブルウィジェット と組み合わせて使用する。

2.1.31.1. コードサンプル

設計成果物(ローカル動作)

<table:search_result
  title         = "検索結果"
  sampleResults = "15">

  <column:checkbox
    title = "選択">
  </column:checkbox>

  <column:label
    title  = "ログインID"
    sample = "user001|user002|user003">
  </column:label>

</table:search_result>

実装成果物(サーバ動作)

<table:search_result
  title               = "検索結果"
  searchUri           = "/action/ss11AC/W11AC01Action/RW11AC0102"
  listSearchInfoName  = "11AC_W11AC01"
  resultSetName       = "searchResult"
  sampleResults       = "15">

  <column:checkbox
    title    = "選択"
    key      = "userId"
    name     = "W11AC05.systemAccountEntityArray[${count-1}].userId"
    offValue = "0000000000">
  </column:checkbox>

  <column:label
    title  = "ログインID"
    key    = "loginId"
    sample = "user001|user002|user003">
  </column:label>

</table:search_result>

2.1.31.2. 仕様

ローカル動作時の挙動
カラムの内容には sample 属性に指定した “|” 区切りの文字列を順に表示する。 (テーブルのsampleResultsに指定された件数の方が多い場合はループする。)

属性値一覧 [ 必須属性 任意属性 × 無効(指定しても効果なし)]

名称 内容 タイプ サーバ ローカル 備考
key 表示する文字列を、行データから取得するキー 文字列 ×  
title カラムヘッダーに表示する文字列 文字列 ×  
value カラムの表示内容 文字列 指定されない場合は、行データ から、key属性に指定した名前で 取得した値を利用する。
domain データのドメイン型 文字列 指定されたドメイン型は、 設計書ビューの当該項目に表示 される。また、 <td> 要素の CSSクラス属性に追加される。
cssClass 各カラムに指定するCSSクラス 文字列  
sortable カラムのソートリンクを表示するかどうか 文字列 デフォルトは’false’。
検索結果テーブルウィジェット でのみ利用可能
valueFormat 出力する値のフォーマット指定 文字列 ×  
sample テスト用のダミー表示値 文字列 × “|” 区切りで複数指定する。
width カラムの横幅の指定 文字列  
additional 付加情報として扱うかどうか 真偽値

trueを指定した場合、narrow表示モードで 別形式での表示となる。下図では メールアドレス・登録日にadditional属性 を設定しており、narrow表示モードでは インラインに展開するパネルに表示される。 (デフォルトはfalse)

../../../../_images/additional_column.png

重要

autospan/rowspan 属性を使用している テーブルではadditional 属性を使用することは できない。

colspan 横方向に結合するカラム数 数値 使用方法は、マルチレイアウトテーブルを参照
rowspan 縦方向に結合するカラム数 数値 使用方法は、マルチレイアウトテーブルを参照
autospan 項目値による自動カラム連結 真偽値

隣接する行の値が同じあった場合に上下方向に 自動的にセルを連結する。 なお、データのソートはサーバ側の処理で 事前に行っておく必要がある。

補足

連結された各セルの背景色は、その中で一番上の セルの背景色に一致する。

tree_indent 階層の深さに応じたインデントで表示するかどうか。 文字列 デフォルトは’false’。 階層(ツリー)表示テーブルウィジェット でのみ有効。
tree_toggler 各階層の開閉を行うボタンをこのカラム内に表示するかどうか。 文字列 デフォルトは’false’。 階層(ツリー)表示テーブルウィジェット でのみ有効。
dataFrom 表示するデータの取得元 文字列 × × 画面項目定義に記載する、 「表示情報取得元」.「表示項目名」 の形式で設定する。
comment 表示項目についての備考 文字列 × × 設計書の表示時に、 画面項目定義の項目定義一覧で、 「備考」に表示される。
formatSpec 編集仕様に関する説明 文字列 × × 設計書の表示時に、 画面項目定義の項目定義一覧で、 「編集仕様」に表示される。
initialValueDesc 初期表示内容に関する説明 文字列 × × 設計書の表示時に、 画面項目定義の項目定義一覧で、 「備考」に表示される。

2.1.31.3. 内部構造・改修時の留意点

部品一覧

パス 内容
/WEB-INF/tags/widget/column/label.tag リンク表示用カラムウィジェット
/WEB-INF/tags/listSearchResult/*.tag Nablarch検索結果テーブルタグファイル
/css/style/nablarch.less Nablarch関連スタイル定義
テーブルの配色などを定義している。
/css/style/base.less 基本HTMLの要素のスタイル定義。
リンクに関する定義もここに含まれる。