E-mail Thymeleafアダプタ¶
Thymeleaf(外部サイト) を使用した定型メール送信処理を行うためのアダプタを提供する。
モジュール一覧¶
<!-- E-mail Thymeleafアダプタ -->
<dependency>
<groupId>com.nablarch.integration</groupId>
<artifactId>nablarch-mail-sender-thymeleaf-adaptor</artifactId>
</dependency>
補足
Thymeleafのバージョン3.0.9.RELEASEを使用してテストを行っている。 バージョンを変更する場合は、プロジェクト側でテストを行い問題ないことを確認すること。
E-mail Thymeleafアダプタを使用するための設定を行う¶
本アダプタを使用するためには、コンポーネント設定ファイルで ThymeleafMailProcessor を MailRequester へ設定する。
ThymeleafMailProcessor
にはThymeleafが提供する TemplateEngine
を設定する必要がある。
コンポーネント設定ファイルの設定例を以下に示す。
<component name="templateEngine" class="org.thymeleaf.TemplateEngine" autowireType="None">
<property name="templateResolver">
<component class="org.thymeleaf.templateresolver.ClassLoaderTemplateResolver" autowireType="None">
<property name="prefix" value="com/example/template/" />
</component>
</property>
</component>
<component name="templateEngineMailProcessor"
class="nablarch.integration.mail.thymeleaf.ThymeleafMailProcessor" autowireType="None">
<property name="templateEngine" ref="templateEngine" />
</component>
<!-- メール送信要求API -->
<component name="mailRequester" class="nablarch.common.mail.MailRequester">
<property name="templateEngineMailProcessor" ref="templateEngineMailProcessor"/>
<!-- その他の設定は省略 -->
</component>
メールのテンプレートを作成する¶
Thymeleafを使用した定型メール処理では件名と本文を1つのテンプレートに記述する。
件名と本文はデリミタと呼ばれる行で分割される。
デフォルトのデリミタは ---
である(半角のハイフンが3つ)。
テンプレートの例を以下に示す。
[(${title})]について[(${option})]
---
[(${title})]は、申請番号[(${requestId})]で申請されました。
[(${approver})]は速やかに[(${title})]を承認してください。[(${option})]
より詳しい件名と本文の分割ルールは TemplateEngineProcessedResult#valueOf を参照。
テンプレートファイルを配置する場所は TemplateEngine
の設定によって異なる。
例えば、前節で示した設定例だとテンプレートファイルはクラスパスからロードされる。
また、 ClassLoaderTemplateResolver
の prefix
に com/example/template/
と設定されているので、クラスパス上の com/example/template/
ディレクトリにテンプレートファイルを配置することになる。
メール送信要求を登録する¶
単に定型メールの送信要求を登録すればよい。 メール送信要求を登録する を参照。