nablarch.core.util.map

クラス MultipleKeyCaseMap<V>

java.lang.Object

java.util.AbstractMap<K,V>

nablarch.core.util.map.MapWrapper<java.lang.String,V>

nablarch.core.util.map.MultipleKeyCaseMap<V>

型パラメータ:

V - 値の型

すべての実装されたインタフェース:

java.util.Map<java.lang.String,V>

直系の既知のサブクラス:

DataRecord, SqlRow

public class MultipleKeyCaseMap<V>
extends MapWrapper<java.lang.String,V>

キーの大文字と小文字、アンダースコア(_)の有無を区別しないマップの実装クラス。

以下のメソッドは、キーの大文字と小文字、アンダースコアの有無を区別しない。

• get(Object)
• containsKey(Object)
• put(String, Object)
• putAll(java.util.Map)

同一キーとみなす例

• 大文字小文字の区別はしない。(USER_NAMEとuser_nameは同一キーとみなす)
• アンダースコアの有無は区別しない。(USER_NAMEとuserNameは同一キーとみなす)

ネストされたクラスのサマリー

クラスから継承されたネストされたクラス/インタフェース java.util.AbstractMap

java.util.AbstractMap.SimpleEntry<K,V>, java.util.AbstractMap.SimpleImmutableEntry<K,V>

インタフェースから継承されたネストされたクラス/インタフェース java.util.Map

java.util.Map.Entry<K,V>

コンストラクタのサマリー

コンストラクタ

コンストラクタと説明
MultipleKeyCaseMap() MultipleKeyCaseMapのインスタンスを生成する。
MultipleKeyCaseMap(java.util.Map<java.lang.String,V> map) mapを元に、MultipleKeyCaseMapのインスタンスを生成する。
MultipleKeyCaseMap(java.util.Map<java.lang.String,V> map, java.util.Map<java.lang.String,java.lang.String> keyNames) mapとキー変換情報を元にMultipleKeyCaseMapのインスタンスを生成する。
MultipleKeyCaseMap(MultipleKeyCaseMap<V> orig) コピーコンストラクタ。

メソッドのサマリー

修飾子とタイプ	メソッドと説明
protected void	addKeyConversion(java.lang.String key) 指定されたキー名に対するキー変換情報をキー変換情報マップに追加する。
boolean	containsKey(java.lang.Object key) キー名の存在チェック。
protected static <KEY,VAL> java.util.Map<KEY,VAL>	copyValueOf(java.util.Map<KEY,VAL> original) 引数で与えられたMapをコピーする。
V	get(java.lang.Object key) 指定されたキー名に対応する値を返却する。
protected java.lang.String	getActualDataKey(java.lang.String key) 指定されたキー名に対応する実データマップのキー名を取得する。
java.util.Map<java.lang.String,V>	getDelegateMap() このラッパーが処理を委譲するMapオブジェクトを返す。
V	put(java.lang.String key, V value) MapWrapper.getDelegateMap()が返すMapオブジェクトに処理を委譲する。
void	putAll(java.util.Map<? extends java.lang.String,? extends V> m) MapWrapper.getDelegateMap()が返すMapオブジェクトに処理を委譲する。

クラスから継承されたメソッド nablarch.core.util.map.MapWrapper

clear, containsValue, entrySet, equals, getDelegateMapOfType, hashCode, isEmpty, keySet, remove, size, toString, values

クラスから継承されたメソッド java.util.AbstractMap

clone

クラスから継承されたメソッド java.lang.Object

finalize, getClass, notify, notifyAll, wait, wait, wait

インタフェースから継承されたメソッド java.util.Map

compute, computeIfAbsent, computeIfPresent, forEach, getOrDefault, merge, putIfAbsent, remove, replace, replace, replaceAll

コンストラクタの詳細

MultipleKeyCaseMap

@Published(tag="architect")
public MultipleKeyCaseMap()

MultipleKeyCaseMapのインスタンスを生成する。

MultipleKeyCaseMap

@Published(tag="architect")
public MultipleKeyCaseMap(java.util.Map<java.lang.String,V> map)

mapを元に、MultipleKeyCaseMapのインスタンスを生成する。

呼び出し側でキー変換情報をキャッシュ可能な場合は、 性能劣化を防ぐためにMultipleKeyCaseMap(Map, Map)を使用すること。

パラメータ:

map - マップ

MultipleKeyCaseMap

public MultipleKeyCaseMap(java.util.Map<java.lang.String,V> map,
                          java.util.Map<java.lang.String,java.lang.String> keyNames)

mapとキー変換情報を元にMultipleKeyCaseMapのインスタンスを生成する。

 呼び出し側でキー変換情報をキャッシュしている場合にこのコンストラクタを使用する。
 キー変換情報マップのkeyとvalueは下記のとおり。

     key: 実データマップキーの大文字を小文字にし、アンダースコアを削除した値
     value: 実データマップキー

 キー変換情報マップを作成する際は、
 StringUtil.lowerAndTrimUnderScore(String)メソッドを使用してkeyの値を取得すること。
 
 本コンストラクタを呼び出す場合は、引数のマップとキー変換情報の整合性が取れている必要がある。
 

パラメータ:

map - マップ

keyNames - キー変換情報

MultipleKeyCaseMap

public MultipleKeyCaseMap(MultipleKeyCaseMap<V> orig)

コピーコンストラクタ。

パラメータ:

orig - コピー元となるMap

メソッドの詳細

copyValueOf

protected static <KEY,VAL> java.util.Map<KEY,VAL> copyValueOf(java.util.Map<KEY,VAL> original)

引数で与えられたMapをコピーする。

型パラメータ:

KEY - キーの型

VAL - 値の型

パラメータ:

original - コピー元のMap

戻り値:

コピーされたMap

getDelegateMap

public java.util.Map<java.lang.String,V> getDelegateMap()

このラッパーが処理を委譲するMapオブジェクトを返す。

定義:

getDelegateMap クラス内 MapWrapper<java.lang.String,V>

戻り値:

処理を委譲するMapオブジェクト

put

@Published
public V put(java.lang.String key,
                        V value)

MapWrapper.getDelegateMap()が返すMapオブジェクトに処理を委譲する。

定義:

put インタフェース内 java.util.Map<java.lang.String,V>

オーバーライド:

put クラス内 MapWrapper<java.lang.String,V>

putAll

@Published
public void putAll(java.util.Map<? extends java.lang.String,? extends V> m)

MapWrapper.getDelegateMap()が返すMapオブジェクトに処理を委譲する。

定義:

putAll インタフェース内 java.util.Map<java.lang.String,V>

オーバーライド:

putAll クラス内 MapWrapper<java.lang.String,V>

containsKey

@Published
public boolean containsKey(java.lang.Object key)

キー名の存在チェック。

指定されるキー名は、大文字小文字は区別しない。 また、アンダースコア(_)を含むキー名の場合には、アンダースコアを除去したキー名を指定してもよい。

定義:

containsKey インタフェース内 java.util.Map<java.lang.String,V>

オーバーライド:

containsKey クラス内 MapWrapper<java.lang.String,V>

パラメータ:

key - キー名

戻り値:

存在している場合は、true

get

@Published
public V get(java.lang.Object key)

指定されたキー名に対応する値を返却する。

指定されるキー名は、大文字小文字は区別しない。 また、アンダースコア(_)を含むキー名の場合には、アンダースコアを除去したキー名を指定してもよい。

定義:

get インタフェース内 java.util.Map<java.lang.String,V>

オーバーライド:

get クラス内 MapWrapper<java.lang.String,V>

パラメータ:

key - キー名

戻り値:

指定されたキー名に対応する値(キー名が存在しない場合は、nullを返却する。)

addKeyConversion

protected void addKeyConversion(java.lang.String key)

指定されたキー名に対するキー変換情報をキー変換情報マップに追加する。

 キー変換情報マップに追加される内容は下記のとおり。
 
     key: 指定されたキー名を指定してStringUtil.lowerAndTrimUnderScore(String)メソッドを呼び出した結果
     value: 指定されたキー名
 
 

パラメータ:

key - キー名

getActualDataKey

protected java.lang.String getActualDataKey(java.lang.String key)

指定されたキー名に対応する実データマップのキー名を取得する。

 性能劣化を防止するために、一度指定されたキー名はキャッシュする(=キー変換情報マップに追加する)。
 これにより、次回同一キーが指定された場合にキャッシュから実データマップのキー名が取得できる。
 
 このキャッシュにより、本オブジェクトが保持するキー変換情報マップは、
 StringUtil.lowerAndTrimUnderScore(String)が返す値だけでなく、
 このメソッドで指定されたキー名と実データマップのキー名のペアも含まれる。
 

パラメータ:

key - キー名

戻り値:

実データマップのキー名。存在しない場合はnull