nablarch.core.db.statement

クラス SqlRow

java.lang.Object

java.util.AbstractMap<K,V>

nablarch.core.util.map.MapWrapper<V>

nablarch.core.util.map.MultipleKeyCaseMap

nablarch.core.db.statement.SqlRow

すべての実装されたインタフェース:

Map

@Published
public class SqlRow
extends MultipleKeyCaseMap

簡易取得結果1行分のデータを保持するクラス。

各カラムの内容は、そのデータ型に対応したgetメソッドにより取得できる。 この際、カラム名の大文字/小文字の違い、アンダースコアの有無は区別せず、 同一のカラム名とみなされる。

例:

• USER_NAMEとuser_nameは同一のカラム名とみなされる。(大文字小文字の区別はしないため)
• USER_NAMEとuserNameは同一のカラム名とみなされる。(アンダースコアの有無は区別しないため)

作成者:

Hisaaki Sioiri

コンストラクタのサマリー

コンストラクタ

修飾子	コンストラクタと説明
	SqlRow(Map row, Map colType) 指定されたMapを元にオブジェクトを構築する。
	SqlRow(Map row, Map colType, Map ignored) 指定されたMapを元にオブジェクトを構築する。
protected	SqlRow(SqlRow orig) コピー元となるSqlRowからオブジェクトを構築する。

メソッドのサマリー

修飾子とタイプ	メソッドと説明
BigDecimal	getBigDecimal(String colName) 指定されたカラムの情報をBigDecimalとして取得する。
Boolean	getBoolean(String colName) 指定されたカラムの情報をBooleanとして取得する。
byte[]	getBytes(String colName) 指定されたカラムの情報をbyte配列として取得する。
protected int	getColType(String colName) 指定されたカラム名のカラムタイプ(java.sql.Types)を取得する。
Date	getDate(String colName) 指定されたカラムの情報をjava.util.Dateとして取得する。
Integer	getInteger(String colName) 指定されたカラムの情報をIntegerとして取得する。
Long	getLong(String colName) 指定されたカラムの情報をLongとして取得する。
String	getString(String colName) 指定されたカラムの情報を文字列で取得する。
Timestamp	getTimestamp(String colName) 指定されたカラムの情報をjava.sql.Timestampとして取得する。

クラスから継承されたメソッド nablarch.core.util.map.MultipleKeyCaseMap

containsKey, get, put, putAll

クラスから継承されたメソッド nablarch.core.util.map.MapWrapper

clear, containsValue, entrySet, isEmpty, keySet, remove, size, values

コンストラクタの詳細

SqlRow

public SqlRow(Map row,
              Map colType)

指定されたMapを元にオブジェクトを構築する。

パラメータ:

row - 1行分のデータを持つMap

colType - カラムタイプ

SqlRow

public SqlRow(Map row,
              Map colType,
              Map ignored)

指定されたMapを元にオブジェクトを構築する。

パラメータ:

row - 1行分のデータを持つMap

colType - カラムタイプ

ignored - カラム名の紐付け情報(本引数は使用しない)

SqlRow

protected SqlRow(SqlRow orig)

コピー元となるSqlRowからオブジェクトを構築する。

パラメータ:

orig - コピー元となるインスタンス

メソッドの詳細

getString

public final String getString(String colName)

指定されたカラムの情報を文字列で取得する。

パラメータ:

colName - カラム名

戻り値:

指定されたカラム名に対応するString型データ(toString()した結果を返却する)。 データベースの検索結果がnullの場合には、nullを返却する

例外:

IllegalArgumentException - 指定されたカラム名が存在しない場合

getInteger

public final Integer getInteger(String colName)

指定されたカラムの情報をIntegerとして取得する。

データベースから取得したデータがInteger型である場合、その値をそのまま返却する。
それ以外の型の場合、そのデータの文字列表現(toString()した結果)を、 Integer#valueOf(String)を使用してInteger型に変換し返却する。

データベースから取得したデータがどのような文字列表現を返却するかは、 使用するRDBMSのJDBCドライバに依存する。

以下に例を示す。

 | 文字列表現 | 結果                  |
 |------------+-----------------------|
 | "1"        |                     1 |
 | "-1"       |                    -1 |
 |"2147483648"| NumberFormatException |
 | "1.0"      | NumberFormatException |
 | "ABC"      | NumberFormatException |
 

パラメータ:

colName - カラム名

戻り値:

指定されたカラム名に対応するInteger型データ。 データベースの検索結果がnullの場合には、nullを返却する

例外:

NumberFormatException - データベースから取得したデータの文字列表現が、Integer型として解釈できない場合

IllegalArgumentException - 指定されたカラム名が存在しない場合

getLong

public final Long getLong(String colName)

指定されたカラムの情報をLongとして取得する。

データベースから取得したデータがLong型である場合、その値をそのまま返却する。
それ以外の型の場合、そのデータの文字列表現(toString()した結果)を、 Long#valueOf(String)を使用してLong型に変換し返却する。

データベースから取得したデータがどのような文字列表現を返却するかは、 使用するRDBMSのJDBCドライバに依存する。

以下に例を示す。

 | 文字列表現 | 結果                  |
 |------------+-----------------------|
 | "1"        |                     1 |
 | "-1"       |                    -1 |
 |"2147483648"|            2147483648 |
 | "1.0"      | NumberFormatException |
 | "ABC"      | NumberFormatException |
 

パラメータ:

colName - カラム名

戻り値:

指定されたカラム名に対応するLong型データ。 データベースの検索結果がnullの場合には、nullを返却する

例外:

NumberFormatException - データベースから取得したデータの文字列表現が、Long型として解釈できない場合

IllegalArgumentException - 指定されたカラム名が存在しない場合

getBoolean

public Boolean getBoolean(String colName)

指定されたカラムの情報をBooleanとして取得する。

以下の値の場合、Boolean#TRUEを返却し、それ以外は全てBoolean#FALSEを返却する。

• booleanのtrueの場合
• Stringの場合で"1" or "on" or "true"の場合(大文字、小文字の区別はしない)
• 数値型で0以外の場合

データベースから取得したデータのデータタイプが下記に該当しない場合は、IllegalStateExceptionを送出する。

• Boolean
• String
• Numberのサブクラス

パラメータ:

colName - カラム名

戻り値:

true or falseを返却する。 データベースの検索結果がnullの場合には、nullを返却する

例外:

IllegalArgumentException - 指定されたカラム名が存在しない場合

getBigDecimal

public final BigDecimal getBigDecimal(String colName)

指定されたカラムの情報をBigDecimalとして取得する。

パラメータ:

colName - カラム名

戻り値:

指定されたカラム名に対応するBigDecimal型データ。 データベースの検索結果がnullの場合には、nullを返却する

例外:

NumberFormatException - データベースから取得したデータの文字列表現(toString()した結果)が、BigDecimal型として解釈できない場合

IllegalArgumentException - 指定されたカラム名が存在しない場合

getDate

public Date getDate(String colName)

指定されたカラムの情報をjava.util.Dateとして取得する。

データベースから取得したデータのデータタイプが下記のデータの場合、java.util.Dateとして取得する 下記に該当しない場合は、IllegalStateExceptionを送出する。

• java.util.Date
• java.sql.Timestamp

パラメータ:

colName - カラム名

戻り値:

指定されたカラム名に対応するjava.util.Date型データ。 データベースの検索結果がnullの場合には、nullを返却する

例外:

IllegalArgumentException - 指定されたカラム名が存在しない場合

getTimestamp

public Timestamp getTimestamp(String colName)

指定されたカラムの情報をjava.sql.Timestampとして取得する。

データベースから取得したデータのデータタイプが下記のデータの場合、java.sql.Timestampとして取得する。 下記に該当しない場合は、IllegalStateExceptionを送出する。

• java.sql.Timestamp

パラメータ:

colName - カラム名

戻り値:

指定されたカラム名に対応するjava.sql.Timestamp型データ

例外:

IllegalArgumentException - 指定されたカラム名が存在しない場合

getBytes

public byte[] getBytes(String colName)

指定されたカラムの情報をbyte配列として取得する。

データベースから取得したデータのデータタイプが下記のデータの場合、byte配列として取得する。
下記に該当しない場合は、IllegalStateExceptionを送出する。

• java.sql.Types#BLOB
• java.sql.Types#BINARY
• java.sql.Types#VARBINARY
• java.sql.Types#LONGVARBINARY

パラメータ:

colName - カラム名

戻り値:

指定されたカラム名に対応するbyte配列データ。 データベースの検索結果がnullの場合には、nullを返却する

例外:

IllegalArgumentException - 指定されたカラム名が存在しない場合

DbAccessException - データタイプがBLOB型である場合で、データの読み込みに失敗した場合

getColType

protected int getColType(String colName)

指定されたカラム名のカラムタイプ(java.sql.Types)を取得する。

パラメータ:

colName - カラム名

戻り値:

カラムタイプ