nablarch.core.log.basic

Class FileLogWriter

java.lang.Object

nablarch.core.log.basic.LogWriterSupport

nablarch.core.log.basic.FileLogWriter

All Implemented Interfaces:

LogWriter

Direct Known Subclasses:

SynchronousFileLogWriter

public class FileLogWriter
extends LogWriterSupport

ファイルにログを書き込むクラス。

FileLogWriterクラスの特徴を下記に示す。

• ログフォーマッタを設定で指定できる。
• ログファイルが指定サイズに達したら、出力ファイルを自動で切り替える。
• 初期処理と終了処理、ログファイルの切り替え時に、書き込み先のログファイルにINFOレベルでメッセージを出力する。

本クラスでは、ファイルへのログ書き込みにBufferedOutputStreamを使用する。
出力バッファのサイズは設定で変更できる。
書き込み処理では、書き込み後にすぐにフラッシュし、書き込んだ内容をファイルに反映する。

プロパティファイルの記述ルールを下記に示す。

filePath

書き込み先のファイルパス。必須。

encoding

書き込み時に使用する文字エンコーディング。オプション。
指定しなければシステムプロパティ(file.encoding)から取得した文字エンコーディング。

outputBufferSize

出力バッファのサイズ。オプション。
単位はキロバイト。1000バイトを1キロバイトと換算する。１以上を指定する。指定しなければ8KB。

maxFileSize

書き込み先ファイルの最大サイズ。オプション。
単位はキロバイト。1000バイトを1キロバイトと換算する。指定しなければ自動切替なし。
指定値が解析可能な整数値(Long.parseLong)でない場合は自動切替なし。
指定値が０以下の場合は自動切替なし。
古いログファイル名は、<通常のファイル名>.yyyyMMddHHmmssSSS.old。

本クラスでは、初期処理と終了処理、ログファイルの切り替え時に、書き込み先のログファイルにINFOレベルでメッセージを出力する。

Constructor Summary

Constructors

Constructor and Description
FileLogWriter()

Method Summary

Modifier and Type	Method and Description
protected java.lang.String	getSettings() 設定情報を取得する。 設定情報のフォーマットを下記に示す。 WRITER NAME = [<LogWriterの名称>] WRITER CLASS = [<LogWriterのクラス名>] FORMATTER CLASS = [<LogFormatterのクラス名>] LEVEL = [<ログの出力制御の基準とするLogLevel>] FILE PATH = [<書き込み先のファイルパス>] ENCODING = [<書き込み時に使用する文字エンコーディング>] OUTPUT BUFFER SIZE = [<出力バッファのサイズ>] FILE AUTO CHANGE = [<ログファイルを自動で切り替えるか否か。>] MAX FILE SIZE = [<書き込み先ファイルの最大サイズ>] CURRENT FILE SIZE = [<書き込み先ファイルの現在のサイズ>]
protected void	onInitialize(ObjectSettings settings) 初期処理を行う。 ログの出力先に応じたリソースの確保などを実装する。 デフォルト実装では何もしない。
protected void	onTerminate() 終了処理を行う。 ログの出力先に応じて確保しているリソースの解放などを実装する。 デフォルト実装では何もしない。
protected void	onWrite(java.lang.String formattedMessage) フォーマット済みのログを出力先に書き込む。

Methods inherited from class nablarch.core.log.basic.LogWriterSupport

createLogFormatter, getFormatter, getName, initialize, needsToWrite, terminate, write

Methods inherited from class java.lang.Object

clone, equals, finalize, getClass, hashCode, notify, notifyAll, toString, wait, wait, wait

Constructor Detail

FileLogWriter

public FileLogWriter()

Method Detail

onInitialize

protected void onInitialize(ObjectSettings settings)

初期処理を行う。
ログの出力先に応じたリソースの確保などを実装する。
デフォルト実装では何もしない。

プロパティファイルで指定された設定情報を取得し、ファイルへの書き込みを行う出力ストリームを初期化する。
初期処理完了後、INFOレベルで設定情報を出力する。

Overrides:

onInitialize in class LogWriterSupport

Parameters:

settings - LogWriterの設定内容

getSettings

protected java.lang.String getSettings()

設定情報を取得する。

設定情報のフォーマットを下記に示す。

WRITER NAME = [<LogWriterの名称>]
WRITER CLASS = [<LogWriterのクラス名>]
FORMATTER CLASS = [<LogFormatterのクラス名>]
LEVEL = [<ログの出力制御の基準とするLogLevel>] FILE PATH = [<書き込み先のファイルパス>]
ENCODING = [<書き込み時に使用する文字エンコーディング>]
OUTPUT BUFFER SIZE = [<出力バッファのサイズ>]
FILE AUTO CHANGE = [<ログファイルを自動で切り替えるか否か。>]
MAX FILE SIZE = [<書き込み先ファイルの最大サイズ>]
CURRENT FILE SIZE = [<書き込み先ファイルの現在のサイズ>]

Overrides:

getSettings in class LogWriterSupport

Returns:

設定情報

See Also:

LogWriterSupport.getSettings()

onTerminate

protected void onTerminate()

終了処理を行う。
ログの出力先に応じて確保しているリソースの解放などを実装する。
デフォルト実装では何もしない。

終了処理の前に、INFOレベルで終了メッセージを出力する。
ファイルへの書き込みを行う出力ストリームをクローズする。

Overrides:

onTerminate in class LogWriterSupport

onWrite

protected void onWrite(java.lang.String formattedMessage)

フォーマット済みのログを出力先に書き込む。

設定情報に基づきログをファイルに書き込む。
書き込み後にすぐにフラッシュし、書き込んだ内容をファイルに反映する。

IO例外が発生した場合は、IO例外をラップしてIllegalStateExceptionを送出する。

Specified by:

onWrite in class LogWriterSupport

Parameters:

formattedMessage - フォーマット済みのログ