4. バッチアプリケーション編

本章ではNablarchアプリケーションフレームワークを利用してバッチアプリケーションを開発するために必要となる情報を提供する。

Nablarchのバッチアプリケーションでは、以下2種類のバッチアプリケーションのフレームワークを提供している。

どちらのフレームワークを使用してもバッチアプリケーションを構築することができるが、 以下の理由により JSR352に準拠したバッチアプリケーション を使用してバッチアプリケーションを作成することを推奨する。

理由
Nablarchバッチアプリケーション は、 JSR352(外部サイト、英語)Spring Batch(外部サイト、英語) [1] に似ているが、異なる部分が数多く存在している。 このため、 Nablarchバッチアプリケーション を使用した場合、多くを学ぶ必要があり学習コストが高くなるデメリットがある。 また、似て非なる部分が開発者の混乱の元となり、開発生産性を下げるデメリットがある。
[1]JSR352は、Spring Batchから多くの機能を引き継いで標準化されている。このため、Spring Batchの経験者は多くを学ぶことなくJSR352を使用したバッチアプリケーションの開発が行える。