1.18. リクエスト単体テストの実施方法(HTTP同期応答メッセージ送信処理)

リクエスト単体テスト実施方法は、リクエスト単体テストの実施方法(同期応答メッセージ送信処理)を参照すること。

ただし、「送信キュー」「受信キュー」を「通信先」と読み替えること。

本項では、リクエスト単体テストの実施方法(同期応答メッセージ送信処理)と異なる箇所の解説を行う。

1.18.1. テストデータの書き方

以下に、実際にExcelで書かれたテストデータを示す。

../../../../../../_images/http_send_sync.png

モックアップを使用する場合、testShotsに”expectedMessageByClient”および”responseMessageByClient”にグループIDを設定する。 グループIDの関連についてはリクエスト単体テストの実施方法(同期応答メッセージ送信処理)における”expectedMessage”および”responseMessage”の場合と同様であるため割愛する。

../../../../../../_images/http_send_sync_shot.png
同一アクション内でMOMによる同期応答メッセージ送信処理とHTTP同期応答メッセージ送信処理が同時に行われる場合、
“expectedMessage”、”responseMessage”にMOMによる同期応答メッセージ送信処理で使用するグループIDを、
“expectedMessageByClient”、”responseMessageByClient”にHTTP同期応答メッセージ送信処理で使用するグループIDを
それぞれ個別に指定する。
../../../../../../_images/http_mom_send_sync_shot.png

ちなみに

グループIDはMOMによる同期応答メッセージ送信処理とHTTP同期応答メッセージ送信処理でそれぞれ別の値を設定する必要がある。 同一のグループIDを指定した場合、正しく結果検証が行われないため、注意すること。


テストデータのディレクティブ行に設定されたfile-typeの値により、要求電文のアサート方法が変化する。

設定方法やアサート内容についての詳細は リクエスト単体テストの実施方法(同期応答メッセージ受信処理) のレスポンスメッセージの項を参照すること。

1.18.2. フレームワークで使用するクラスの設定

通常、これらの設定はアーキテクトが行うものでありアプリケーションプログラマが設定する必要はない。

1.18.2.1. モックアップクラスの設定

コンポーネント設定ファイルに、リクエスト単体テストで使用するモックアップクラスを設定する。

<!-- HTTP通信用クライアント -->
<component name="defaultMessageSenderClient"
           class="nablarch.test.core.messaging.RequestTestingMessagingClient">
</component>