2.1.73. 項目間・セマンティック精査仕様定義ウィジェット

項目間・セマンティック精査仕様定義ウィジェット は当該画面から送信するリクエストに対して、 サーバ側で実施する項目間精査および、 各種セマンティック精査(DB上のデータとの突合や、ビジネスロジック上の精査) を記述するためのものである。

単項目精査仕様については、各入力項目のドメイン定義に準じて実施されるため、 ここに記述する必要はない。

2.1.73.1. コードサンプル

ソースコード例

<spec:validation
  name="日付大小関係精査"
  target="利用開始日, 利用終了日"
  condition="対象項目が両方入力されている場合、利用開始日≦利用終了日であること。"
  messageId="M000000013">
</spec:validation>

ソースコード例) 当該メッセージに埋め込み変数が使用されている場合。

<spec:validation
  name="未来日精査"
  target="利用開始日, 利用終了日"
  condition="対象項目が未来日でないこと。(現在の業務日付≧利用開始日、利用終了日であること)"
  messageId="M000000014"
  messageParam="変数:業務日付">
</spec:validation>

2.1.73.2. 仕様

ローカル動作時の挙動
このタグの内容は、JSPプレビュー表示の内容には一切影響しないが、 設計書ビュー上の「項目精査」欄に反映される。

属性値一覧 [ 必須属性 任意属性 × 無効(指定しても効果なし)]

名称 内容 タイプ サーバ ローカル 備考
name 精査処理名称 文字列 ×  
target 対象項目名 文字列 ×  
condition 精査成功条件 文字列 ×  
messageId エラーメッセージID 文字列 × /js/devtool/resource/メッセージ定義.js に合致するメッセージが存在しない場合は 設定された値をそのまま赤字で表示する。
messageParam エラーメッセージ内で使用する 埋込みパラメータの内容 文字列 ×  

2.1.73.3. 内部構造・改修時の留意点

サーバ表示で動作するタグファイル(validation.tag) は、JSPコンパイルを通すためだけの、 中身のないダミーファイルである。

設計書ビューはテンプレートファイルである SpecSheetTemplate.xlsx と、 各項目の表示内容を制御する SpecSheetInterpreter.js によって構成される。

部品一覧

パス 内容
/WEB-INF/tags/widget/spec/validation.tag 項目間・セマンティック精査仕様定義ウィジェット のタグファイル
/js/jsp/taglib/spec.js ローカル表示用スタブ
/js/devtool/SpecSheetView.js 設計書ビューJavaScriptUI部品
/js/devtool/SpecSheetInterpreter.js 設計書ビュー表示内容制御スクリプト
/tools/specsheet_template/SpecSheetTemplate.xlsx 設計書ビューテンプレートファイル
/tools/specsheet_template/SpecSheetTemplate.files 設計書ビューテンプレートファイル (上記ファイルをHTML形式で保存したもの)