2.1.70. 画面レイアウト定義用ウィジェット

画面レイアウト定義用ウィジェット は業務画面内の各UI要素の論理的なグループ(レイアウト) を設計情報として記述するための部品である。

補足

この部品はJSPのサーバ表示の内容には一切影響しないため、 実装工程以降も削除する必要はない。

2.1.70.1. コードサンプル

以下の例では、検索条件入力欄を1つの論理的グループ(レイアウト) として定義している。

設計成果物(ローカル動作)

<spec:layout name="検索条件入力欄">
<n:form windowScopePrefixes="11AC_W11AC01">
  <field:block
    title="検索条件"
    id="search_condition">
    <field:text
      title      = "ログインID"
      domain     = "USER_ID"
      maxlength  = "20"
      name       = "11AC_W11AC01.loginId"
      comment    = "コメントです。">
    </field:text>

    <field:text
      title      = "漢字氏名"
      domain     = "KANJI_NAME"
      maxlength  = "20"
      name       = "11AC_W11AC01.kanjiName">
    </field:text>
</n:form>
</spec:layout>

2.1.70.2. 仕様

ローカル動作時の挙動
通常は、タグの内容をそのまま表示する。 URLにクエリパラメータ nablarch_spec_layout が含まれる場合、 レイアウト名がその値に含まれているものは非表示となる。
設計書ビュー上の表示

このタグによって定義したレイアウトは、設計書ビューに以下のように反映される。

  1. 「画面レイアウト」欄に、各レイアウトの表示・非表示を切り替えるリンクを表示する。
    ( 画面表示パターン定義ウィジェット を参照)
  2. 「画面項目定義」欄にレイアウト内の各項目をグルーピングする見出しを表示する。

属性値一覧 [ 必須属性 任意属性 × 無効(指定しても効果なし)]

名称 内容 タイプ サーバ ローカル
name レイアウト名 文字列 ×

2.1.70.3. 内部構造・改修時の留意点

サーバ表示で動作するタグファイル(layout.tag) は、JSPコンパイルを通すためだけの、 ほぼ中身のないダミーである。(<jsp:doBody> のみを記述)

設計書ビューはテンプレートファイルである SpecSheetTemplate.xlsx と、 各項目の表示内容を制御する SpecSheetInterpreter.js によって構成される。

部品一覧

パス 内容
/WEB-INF/tags/widget/spec/layout.tag 画面レイアウト定義用ウィジェット のタグファイル
/js/jsp/taglib/spec.js ローカル表示用スタブ
/js/devtool/SpecSheetView.js 設計書ビューJavaScriptUI部品
/js/devtool/SpecSheetInterpreter.js 設計書ビュー表示内容制御スクリプト
/tools/specsheet_template/SpecSheetTemplate.xlsx 設計書ビューテンプレートファイル
/tools/specsheet_template/SpecSheetTemplate.files 設計書ビューテンプレートファイル (上記ファイルをHTML形式で保存したもの)