2.1.37. サブウィンドウ内イベント定義

サブウィンドウ内イベント定義 はサブウィンドウ内で発生した各種イベントに対して あらかじめ登録しておいたJavaScript処理をイベント発生時に実行するウィジェットである。

本ウィジェットの仕様の多くは ページ内イベント定義 と共通であるため、 以下では ページ内イベント定義 との差分のみについて述べる。 本項に記述されていない部分については別途 ページ内イベント定義 の項を参照すること。

2.1.37.1. コードサンプル

以下のソースコード例では、特定のボタンから開かれたサブウィンドウについて、 サブウィンドウ内のテーブルの各行を監視対象要素としている。 その選択リンクに対するクリックイベントが発生すると、イベントアクションを順次実行する。

イベントアクションでは選択された行の内容を、親ウィンドウ上の対応する項目に出力している。 (ここで使用しているイベントアクションの詳細については 項目内容変更イベントアクション を参照。)

 <event:listen_subwindow
   openTrigger = "#openSelectUserWindow"
   watchTarget = "table tr"
   event       = "a.select click">
   <event:write_to
     target = ".user_name"
     format = "{td.userName}">
   </event:write_to>
   <event:write_to
     target = ".user_id input"
     format = "{td.userId}">
   </event:write_to>

   ... (中略) ...

</event:listen_subwindow>

2.1.37.2. 仕様

属性値一覧 [ 必須属性 任意属性 × 無効(指定しても効果なし)]

名称 内容 タイプ サーバ ローカル 備考
event 監視対象イベントの定義式 文字列  
watchTarget 監視対象とするサブウィンドウ内の 要素を指定するセレクタ式。 文字列  
windowName 監視対象ウィンドウ名 文字列 デフォルトでは “subwindow”
openTrigger 監視対象ウィンドウを開く ボタン・リンクを指定する セレクタ式。 これを指定した場合、セレクタ式に 合致するボタン・リンクから 開かれたサブウィンドウのみが 監視対象となる。 文字列  
title 監視するイベントの簡単な説明 文字列 × × 設計書表示用
operation 監視イベントが発生する画面操作  の説明。 文字列 × × 設計書表示用
comment このイベントに対する補足説明。 文字列 × × 設計書表示用

2.1.37.3. 内部構造・改修時の留意点

部品一覧

パス 内容
/WEB-INF/tags/widget/event/listen_subwindow.tag このウィジェットの実体となるタグファイル
/js/nablarch/ui/event/SubwindowListener.js イベント監視機能を実装するJS部品。