2.1.33. テーブル行選択用ラジオボタンカラムウィジェット

テーブル行選択用ラジオボタンカラムウィジェット は、 UI標準 UI部品 テーブル において、 「処理対象レコード選択用ボタン」 として定義されているラジオボタンを出力するウィジェットである。 検索結果テーブルウィジェット や、 一覧テーブルウィジェット階層(ツリー)表示テーブルウィジェット と組み合わせて使用し、これらのウィジェットが表示する一覧テーブルから後続処理の対象行を複数行選択する ためのラジオボタンから成るカラムを出力する。

2.1.33.1. コードサンプル

設計成果物(ローカル動作)

<table:search_result
  title         = "検索結果"
  sampleResults = "15">

  <column:radio
    title = "選択">
  </column:radio>

</table:search_result>

実装成果物(サーバ動作)

<table:search_result
  title               = "検索結果"
  searchUri           = "/action/ss11AC/W11AC01Action/RW11AC0102"
  listSearchInfoName  = "11AC_W11AC01"
  resultSetName       = "searchResult"
  sampleResults       = "15">

  <column:radio
    title    = "選択"
    key      = "userId"
    name     = "W11AC05.userId">
  </column:radio>

</table:search_result>

2.1.33.2. 仕様

入力画面ではテーブル行を選択するためのラジオボタンが出力され、確認画面では選択された行には「●」マークが表示される。

属性値一覧 [ 必須属性 任意属性 × 無効(指定しても効果なし)]

名称 内容 タイプ サーバ ローカル 備考
key 選択状態の場合に、サーバに送信する値を行データから取得するキー 文字列 ×  
title カラムヘッダーに表示する 文字列 文字列  
cssClass 各カラムに指定するCSSクラス 文字列  
name ラジオボタンのname属性 文字列  
value ラジオボタン選択時に送信する値 文字列 × 指定されない場合、行データ から、key属性に指定した名前で 取得した値を利用する。
disabled サーバに対する入力値の送信を抑制するかどうか 真偽値 デフォルト値は’false’
readonly 編集可能かどうか 真偽値 デフォルト値は’false’
width カラムの横幅の指定 文字列  
colspan 横方向に結合するカラム数 数値 使用方法は、マルチレイアウトテーブルを参照
rowspan 縦方向に結合するカラム数 数値 使用方法は、マルチレイアウトテーブルを参照
dataFrom 表示するデータの取得元 文字列 × × 画面項目定義に記載する、 「表示情報取得元」.「表示項目名」 の形式で設定する。
comment ラジオボタンについての備考 文字列 × × 設計書の表示時に、 画面項目定義の項目定義一覧で、 「備考」に表示される。
initialValueDesc 初期表示内容に関する説明 文字列 × × 設計書の表示時に、 画面項目定義の項目定義一覧で、 「備考」に表示される。

2.1.33.3. 内部構造・改修時の留意点

部品一覧

パス 内容
/WEB-INF/tags/widget/column/radio.tag テーブル行選択用ラジオボタンカラムウィジェット
/WEB-INF/tags/listSearchResult/*.tag Nablarch検索結果テーブルタグファイル
/js/jsp/taglib/nablarch.js <n:radioButton> のエミュレーション機能を実装する タグライブラリスタブJS
/css/style/nablarch.less Nablarch関連スタイル定義
テーブルの配色などを定義している。
/css/style/base.less 基本HTMLの要素のスタイル定義。
ラジオボタンに関する定義もここに含まれる。