3.3.2.1. マスタデータ投入ツール

3.3.2.1.1. 概要

データベースにマスタデータを投入する機能を提供する。

3.3.2.1.2. 特徴

  • 自動テストのテストデータと同じ形式で記述できる。
  • Nablarch Application Frameworkのコンポーネント設定ファイルを使用するので、別途設定ファイルを用意する必要がない。
  • バックアップ用スキーマ[1]へのデータ投入が同時に実行できる。
[1]バックアップ用スキーマとは、自動テストフレームワークのマスタデータ復旧機能にて使用するスキーマのことである。バックアップ用スキーマには、自動テスト用スキーマと同じマスタデータを投入する必要があり、本ツールを使用することで2つのスキーマに同時にデータ投入ができる。

重要

本ツールは、マルチスレッド機能には対応していない。 マルチスレッド機能のテストは、テスティングフレームワークを使用しないテスト(結合テストなど)で行うこと。

3.3.2.1.3. 使用方法

3.3.2.1.3.2. データ作成方法

投入したいデータをMASTER_DATA.xlsxに記載する。記載方法は自動テストと同じ。 データ記載方法については、『データベースに事前登録する準備データ』を参照。

3.3.2.1.3.3. 実行方法

Antビューから、実行したいターゲットをダブルクリックする。

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補足

Antビューの設定については、Eclipseとの連携設定を参照。

ターゲットの詳細は下表を参照。

ターゲット名 説明
データ投入(main) mainプロジェクトの設定ファイルを使用してデータベース投入を行う。 取引単体テスト等、APサーバ上でアプリケーションを動作させる際の スキーマにデータが投入される。
データ投入(test) testプロジェクトの設定ファイルを使用してデータベース投入を行う。 自動テストで使用するスキーマにデータが投入される。 マスタデータバックアップスキーマにも同時にデータ投入を行う。
マスタデータ投入 上記2つのターゲットをまとめて実行する。